英国アンティーク博物館【BAM鎌倉】：ファサード
本美術館は、次世代にアンティークの世界を伝え、物や人を引き継ぐ素晴らしさ、大切さを多くの方に感じ取ってもらいたいというメッセージが込められたミュージアムです。
館内では、土橋氏が長年をかけて集めた100年以上の歴史を持つ本物の英国アンティークの展示をご覧いただけます。
時代ごとのアンティークを設えたフロアには、シャーロック・ホームズの部屋の再現がある他、グランドフロアにはヴィンテージのロンドンタクシーが登場します。
建物の設計は、英国ヴィクトリア＆アルバート博物館の分館 V&A ダンディを手がけた「隈研吾氏」が担当。
隈氏は、古都・鎌倉の参道にふさわしい建物として、伝統工芸の鎌倉彫からインスピレーションを得たファサード（外装）をデザインしました。
（公式HPより）
アーティストリーは木材加工・建設会社の翠豊様の依頼を受け、美術館の顏となるファサード部分の三次元加工を行った。鎌倉彫をしっかりと表現するために、最適な製造方法やCNC加工プログラムを検討し、エッジラインの精度を追求。建物上部は細かく、下に降りてくるにつれて広く彫られた美しい鎌倉彫が完成した。
全長14メートルとなるファサードは、家具製造会社のアーティストリーにとって初めての建築への挑戦でしたが、翠豊様との共創によって実現させることができた。
BAM鎌倉コメント
館長 土橋正臣氏
日本の伝統的な鎌倉彫をモチーフにしたファザードを再現できたことは、オーダー家具のスペシャリストであるアーティストリーさんの最新技術と職人としての脈々と引き継がれる感性の融合があったからだと確信しています。隈研吾氏の建築デザインを完璧なまでに表現した創意工夫の技に感謝いたします。
株式会社 翠豊コメント
代表取締役 今井潔志氏 https://www.suihoo.co.jp/
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でにぎわう鶴岡八幡宮参道に建つ、土橋オーナーのBAM鎌倉彫ファサードに関らせて頂き、無事桧不燃格子を組み上げられたことを感謝しています。隈研吾先生が特にこだわられた、鎌倉彫デザイン表現を実現できたのは、ご協力いただきましたアティストリー社の高い加工技術のおかげです。
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