サンプル
波形状のサンプルです。表面だけでなく側面、裏面すべてに3次元の加工を施し
ています。これを1つの塊から削り出しています。分割して加工した後に貼り合
わせる方法もありますが、治具を作製して2 工程に分けて加工しました。
素材: Tricoya®(MDF)t18 積層 サイズ:330×205×34
モデリングの段階からあらかじめ加工順序を検討しています。
今回は治具を使って両面加工したため、治具自体の3Dデータも制作しています。
(青色のモデル)
材料の加工面を反転させた形状を削り出して治具を作っています。
これにより、片面だけ加工した材料を裏返しに固定し、反対面を加工することがでるようになります。修正なしで治具と材料面がしっかり合わさる事から、加工精度の高さがうかがえます。
ここまでの加工ではまだ四角い形状です。裏返して反対面を加工する際に、定規に当てる基準面が必要なためです。
この段階で仕上がりに近い形になります。
端が薄い部分があるため、加工順には気を使います。表面と側面が同時に加工できるため、このような形状の加工が可能になっています。
アセチル化処理された木片からつくられるMDF。屋外でも使用可能な優れた耐久性をもっています。
詳しくは池上産業様のホームページへ
※Tricoya®は、Accsys Group・Titan Wood社の登録商標です。