制作実績

アーティストリー
自社・応接室

アーティストリー 自社・応接室のアイキャッチ画像

もともと倉庫の一角だった場所をリノベーションし、自社の応接室をデザイン設計から製作まで一貫して行いました。
デザインコンセプトは「木に侵食される部屋」。木を格子状に組み 上げ、波打たせることで今にも動き出しそうな造形になっています。
また、格子が本棚として役割を持つなど機能性も有しています。

Grasshopperを使った直感的なデザインと作業の効率化

木部の形状や格子の間隔や材の厚みをパラメータで調整しながら直観的に美しい形状としました。

約200個のパーツに番号を割り振り、部材管理はすべて3DCAD上で行いました。Grasshopperでモデリングしているため、 全体形状に変更があれば即材に加工部材の形状も変更されるなど、スムーズに作業を進めることが出来ました。

5軸CNCによるデータ通りの正確な加工

3Dモデリングした形状をを5軸CNCに出力し、データ通りの正確な加工を行います。

輪郭だけでなく、小口面の加工も5軸CNCで行いました。 3Dデータで完結することができ、図面は必要ありません。

加工された部材はナンバリングされ、職人が管理します。

家具職人による仕上げと取付け

加工された部材のバリ取りや研磨を行い仕上げていきます。

完成した部材を組み立てます。現場で生じる微小なずれは 職人技術で調節し、きれいに納めていきます。

家具職人による仕上げと取付け

デザイナー コメント

アーティストリー 嶋村 侃士

倉庫を改装するに当たり、社長から「木に包まれるようなデザインの応接室がほしい」とデザインの依頼を受けました。 デザイン性と機能性を両立させながら3D、5軸、職人という弊社の強みを活かせるように設 計を行いました。 会社を訪れる方が弊社の技術力を体感できるショールームとして機能してほしいです。

  • 床面積: 13.18 ㎡
  • 素材: ヒノキ集成材 4200×600×20
  • 塗装: オイル塗装
  • デザイン: 嶋村侃士