制作実績

いっぽん門-三河の森と技を継ぐ木のゲート-
東三河総合庁舎木質化事業

東三河総合庁舎のエントランスにて、地域の豊かな森林資源と建築文化を象徴する木質モニュメント「いっぽん門」のデザインから製作・施工までを手がけました。 強風の気候に合わせて太く長い材を用いる三河地域の社寺建築の伝統「いっぽんもん」に着目し、東三河の木材そのものを魅せる提案を行いました。

一見するとどのように支えられているのか分からない浮遊感は、5軸CNCによって丸太内部の精密な肉抜き軽量化と複雑な金物接合部の削り出しなどを行い実現しています。

材料の一部には愛知県立田口高等学校林業科の生徒たちが伐採した木材を活用し、地域の森、人、そして木工技術をつなぐ、公共空間における新しい木質化のモデルとなっています。

株式会社アーティストリー コメント

3DCADチーフ デザイナー 嶋村 侃士

このプロジェクトは、東三河独自の建築文化や林業の歴史をリサーチする中で出会った「いっぽんもん」という伝統と、材木市場で積み重なる丸太のダイナミックな風景にインスピレーションを受けてスタートしました。
また、田口高校林業科の生徒さんたちが伐採した木材をモニュメントの一部に活用できたことで、「東三河の人・森・技術を繋ぐ」というコンセプトに強い説得力を持たせることができたと感じています。来庁される皆様には、この「いっぽん門」をくぐり、触れて、見上げていただくことで、木のパワーを五感で感じて頂きたいです。

  • 竣工: 2026年1月
  • 所在地: 東三河総合庁舎エントランス
  • 企画・総合監理: 株式会社博展
  • 設計監修: 一級建築士事務所 建築クロノ
  • デザイン・設計・施工: 株式会社アーティストリー(デザイン:嶋村侃士)
  • 木材加工: 株式会社アーティストリー、林建設株式会社
  • 材料調達: 昭典木材株式会社、西垣林業株式会社、愛知県立田口高等学校
  • 不燃材加工(風除室): 小原木材株式会社
  • 素材: 東三河産スギ材・ヒノキ材
  • 写真: toha
お問い合わせ