制作実績

ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO 2025
ストリートファニチャー

持続可能な社会や未来の暮らし方を掲げ、デザインの力で社会課題に向き合う取り組み「ETHICAL DESIGN WEEK」。2025年度は❝ TOKYO ETHICAL CITY ❞をコンセプトに、業界の枠を超えた共創パートナーとともに、エシカルな活動を発信する3日間の参加型イベントを開催しました。私たちは株式会社船場・装備と協働し、東京・虎ノ門ヒルズにて、木材の多様な魅力を引き出すストリートファニチャーの設計・製作・展示を行いました。

photo by 地域と映像

船場×装備×アーティストリーで広がる、木と空間の新たな表現

各社が持つ「空間デザイン力」「受け継がれる職人技」「デジタルを駆使した3DX木工技術」を融合し、独創的で心躍るような空間表現の可能性を追求しています。弊社・大西功起が木工ディレクター(株式会社装備)に就任してからの第1弾プロジェクトでは、オンラインでの定例会議や各社の製作工場訪問を通じて、職人同士が対話を重ねながら新たなものづくりの在り方を模索しました。今後も、手仕事とデジタルが響き合う現場から、次代の空間デザインを創り出していきます。

photo by 地域と映像

めぐる技、つながる表現 ― 職人とデザイナーの共創の輪

3日間の展示では、各社の技術力を表現した扇形のベンチを交互に配置し、職人の個性が共鳴する空間を演出しました。アーティストリーは、自社デザインによる設計・製作に加えて、全体の3D設計サポートの役割を担いました。また船場・装備チームは、普段は製作を担う職人が設計段階から“逆プレゼン形式”でデザイナーに提案を行うという新しい試みに挑戦しました。

株式会社船場 コメント

ディビジョンリーダー 荒毛大輔 氏

木とデジタルが出会う、エシカルなものづくりの現場から。
船場は、「エシカルデザイン」を企業理念のひとつに掲げ、環境・地域・人に配慮したサステナブルな空間づくりを推進しています。
木ファブプロジェクトは、その理念を体現する実践のひとつになったと思います。
地域の木工職人、デジタルファブリケーション、設計者が協働し、木という自然素材をデータと手作業で扱いながら、
設計から製作・施工までを一体的にマネジメント。
クラフトとテクノロジー、アナログとデジタル、地域と都市――異なる価値観をつなぎ合わせる“エシカルなプロセスデザイン”に挑戦できたと思います。
今回、このような取り組みをアーティストリーさんを協働することができ大変楽しかったです。
引き続き、一緒に木工業界を盛り上げていきましょう!

株式会社アーティストリー コメント

デザイナー 松崎太一

本プロジェクトは、比較的若手メンバーが中心となって製作を進行し、各社それぞれの得意技術や地域性を活かしてものづくりに挑戦しました。
イベント当日は、各地域で製作を進めた各社の職人技が際立ち、個性豊かな作品が円形に並ぶことで、虎ノ門ヒルズを彩る大きなインスタレーションとなりました。
今後も3社の技術を結集し、新たな挑戦を続けていきます。

  • 代表者: 株式会社船場 EAST 事業本部
    Project Management Division
    ディビジョンリーダー
    荒毛 大輔
  • 展示場所: 東京虎ノ門ヒルズ オーバル広場
  • 展示期間: 2025/10/22-24
  • 展示・監修: 株式会社船場
  • 公式サイト: https://www.semba1008.co.jp/ja
  • 公式サイト: https://www.sobi1008.co.jp/
  • デザイン・設計・施工: 株式会社船場、株式会社装備、株式会社アーティストリー
  • 寸法: Φ4400*t50
  • 用途: ストリートファニチャー ベンチ
  • 写真: 地域と映像
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