制作実績
SANU 2nd Homeは、「自然の中にあるもう一つの家」を提供するサービスです。
月額5.5万円のサブスクに登録することで、
都心から好アクセスの自然立地にあるセカンドホームを自由に選べ、
スマホひとつで「都市から自然に繰り返し通い、生活を営む」
新しいライフスタイルを提供しています。
空間のどの場所にいても光を取り込むことが出来るキャビン内は、ひとの耳のかたちなど動物の体がもつ曲線から着想を得てデザインしており、美しい木の曲面壁には岩手県釜石のスギの無垢材を使用。それぞれの無垢材が持つ節や色などの個性を活かすことで、キャビン毎に異なる色合いや表情を魅せています。
直線構造が少ない自然界にならって曲線を取り込んだ空間は、通常の直線的な建築空間と異なり、建築物のなかに居ながら、自然のなかにいるような柔らかな雰囲気を持ちます。移住空間は完全に仕切らず、のれんや障子といった伝統的な従来の日本建築の空間を参考に、曲面壁をアーチ型に開放することで、広々とした空間を保ちながら、ワークスペースやベッドスペースなど各スペースの独立性も確保しています。
写真提供:Sanu
ADX 担当者 コメント
建設事業部 建設開発部部長施工管理担当 古関 秀章 氏
「アーティストリーの営業開発マネージャーを務める大西さんとの出会いは、3年ほど前、CNCを駆使して3次曲面の木造施設を造るためのクラウドファンディングでした。
学生がデザインデータを創り、アーティストリーさんが形へと造り出す。学生には実践での経験を積む機会となり、アーティストリーさんは企業としての新たな取り組みとしての挑戦の場となる。
アーティストリーの皆さんが木工の可能性に挑戦されている姿に「アーティストリーさんとはいつか一緒にものづくりをしたい」と思っていました。
そんなきっかけから、今回お世話になっているSANU CABINの開発プロジェクト。 SANU 2nd Homeに通うメンバーさん達が室内に入ったときに一番最初に目にする、柔らかな曲線を描く杉の木の壁。
SANU CABINを初めて建設したのは2021年秋でしたが、その後もキャビンが増えるごとに毎回データを調整しながらより滑らかな曲面に仕上げようと試行錯誤を続けています。
良い建築をつくるため、常に意見を出し合う関係性で今後もものづくりをご一緒できればと思います。」