働 / Artistry team
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最近、私たちの工場には全国から建築・デザインを学ぶ学生の皆さんや、様々な団体の方々が毎月のように見学に訪れてくださっています。先日は、中部大学の古川ゼミから総勢28名の学生の皆さんにお越しいただき、大賑わいの1日となりました。
なぜ、一見すると「街の特注家具工場」であるアーティストリーに、これほど多くの見学希望が集まるのでしょうか?
その大きな“きっかけ”となったのが、私たちの「わの休憩所」です。

完成後、「わの休憩所」はただの社員の憩いの場に留まらず、異業種の経営者や地域の方々、そしてものづくりを志す学生たちが集まり、新しい「わ(輪・和)」を広げるコミュニティの起点となりました。この場所を見てみたい、体感したいという声が、現在の見学ラッシュに繋がっています。
先日の会社見学でも、学生の皆さんにアーティストリーならではのものづくりの現場を余すことなく体感していただきました。
今回、古川ゼミの皆様が見学に来てくださった背景には、大切な「ご縁」がありました。
2023年、古川教授が「あいち木づかい表彰」の審査員として当社の工場へ視察に見えられたことが最初のきっかけです。

担当者から、私たちが得意とする3DCADを用いた設計や、複雑な曲面を削り出す5軸CNCのポテンシャルについて解説。ものづくりの上流工程を学びます。
今回の会社見学では、当社のオリジナルプロダクト「ROOT(ルート)」を題材に、【スケッチから仕上げまで】のプロセスを3つのステップで深掘りする本格的な講義と、工場見学を行いました。
【1】3DCAD(設計・データ化)

初期のラフスケッチから3Dデータへ落とし込むプロセスを解説。
規格材を無駄なく使うための設計思考や、内部の肉抜きによる軽量化、ビス位置やダボ穴のプロットなど、実践的な設計ノウハウを共有しました。
【2】5軸CNC(機械加工)
木目や割れといった「木」特有の性質を考慮しながら、どのように刃物を動かすかというCAMオペレーターの思考プロセスに、学生の皆さんは興味津々。 ツールパス(刃物の経路)が視覚的にわかるCAM画面や、実際の5軸CNCでのダイナミックな切削動画を通じ、デジタルデータが物理的なモノへと変わっていく迫力を体感してもらいました。
【3】職人の手作業(仕上げ・組立)

NC加工の直後、木目の方向(順目・逆目)によって生じるパーツの毛羽立ちやバリ、刃物跡を実際に見てもらいながら、それを職人がいかに滑らかに仕上げていくかを解説。最先端のマシンを使っても、最終的なクオリティを決めるのは「職人の五感と手技」であるというものづくりの本質に触れていただきました。
実際に稼働する大型機械のダイナミックな動きや、職人が木材と向き合う真剣な眼差しを間近で体感。学生たちが食い入るように見つめたりする姿が印象的でした。


最後はみんなで「わの休憩所」へ。独特のなめらかな曲線ベンチに実際に腰掛け、木ならではの温もりや包み込まれるような居心地の良さを肌で感じてもらいました。
見学の終わりには、全員で休憩所を囲んでの記念撮影!学生の皆さんの弾けるような笑顔から、私たちもたくさんのエネルギーをいただきました。古川ゼミの皆様、お越しいただきありがとうございました!


学生の皆さんにとって、大学の講義だけではなかなかイメージしにくい「デジタルテクノロジーと手仕事の融合」。アーティストリーの見学は、それらが実際にカタチになり、社会へ羽ばたいていく現場をリアルに体感できる貴重な機会となっています。
実際、この「わの休憩所」の存在や私たちの挑戦的な活動を知ったことで、アーティストリーのものづくりの面白さに興味を持ち、私たちの門を叩いてくれる方や、一緒に働きたいと未来の仲間が繋がっていくような嬉しい広がりも生まれています。
アーティストリーでは、これからもものづくりの未来を担う若い世代の刺激となるよう、学生・団体の見学を歓迎しています。
「ちょっと驚くような木工技術を見てみたい」「パラメトリックデザインをリアルに体感したい」という学校関係者や団体の皆様、ぜひお気軽にお問い合わせください!